千葉県知事選挙 について

昨日(3/21)は発達した低気圧の影響で台風並みに風雨が吹き荒れて大変な一日でした。
午前中は都内に出て用事を済ませてから、帰り際に千葉県知事選挙の投票に行ってきました。
鈴木栄治(通称:森田健作)知事の後任を決める重要な選挙でしたが、下馬評通りに前千葉市長の熊谷氏俊人氏が当選しました。

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(3月末日まで)知事の鈴木栄治氏は少なくとも1年前までは再出馬を匂わせていたところに、以前より対立構図があった熊谷氏の出馬表明で風向きが変わったと思われる。
元々出身地の東京4区選出の衆議院議員でしたが、党内での出馬調整に失敗し議席を失うと埼玉県と千葉県の知事選に三度出馬して堂本知事(当時)の不出馬でやっと当選した。

就任当初から県政へのビジョンの無い発言が目立ち、国政復帰が難しいため首長就任が政治家のゴールと思われる人物でした。
特に知事就任直後から政治資金規正法関連の疑惑が何度か取り沙汰されれたり、東日本大震災や令和元年房総半島台風(台風15号)での危機管理の失態、特に台風15号の時は既に被害が発生しているにも関わらず、対策本部がある県庁を離れて私的な視察(一説では自宅へ逃げ帰った)と最悪の対応でした。 www.sankei.com

新型コロナウィルスへの対応も他自治体首長の顔色をうかがう曖昧な対策やいい加減な会見対応と再出馬は無理だったようだ。

私は熊谷氏については、千葉市に本社を置くイオングループのコンビニで成人指定雑誌の取り扱い中止の圧力を掛けたりと表現規制関係の権利に高圧的な態度をとったり、SNSの利用に少々問題があるなど余り歓迎できない側面を持っていることもあり政治姿勢には些か懐疑的だ。


togetter.com


ただ、危機管理については千葉市長時代から陣頭指揮を行うなど手腕を発揮していることから、このコロナ禍の時代には期待すべき人物なのかもしれません。

<3/25追記>
翌日判明したが今回の投票率は38.99%と低い数字でした。
自分たちの住む自治体の4年間を決める重要な選挙なんだから権利を行使してほしいものです。

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