東日本大震災から10年

暖かい日が続いて桜(ソメイヨシノ)の開花予想の話題がニュースに登るようになりました。新型コロナウィルスの流行で昨年に続き人の密集を避ける為にも、お花見は難しいようです。
本日(3/11)は10年前に多大なる被害を出した東北地方太平洋沖地震が起きた日です。
 当時の私は総務省に前年から常駐していて、年度末を控えて年次報告書を作成する傍ら九段合同庁舎から本省のある中央合同庁舎第2号館への引越し準備をしていた時期でした。

金曜日の昼下がり休憩がてら給湯室でコーヒーを淹れているときに、大きな揺れと間を置いて携帯電話が警報を発しました。
コーヒーはやむを得ずシンクに棄てて、揺れが続くなか執務室へと戻ると同僚が窓の外を眺めていて、私も吊られて窓の外を眺めると首都高速(竹橋ジャンクション)が波打っていることに驚きました。
この時に脳裏をかすめたのは1995年(平成7年)に発生した阪神淡路大震災で倒壊した阪神高速道路神戸線の映像でした。
揺れが収まると館内放送で屋外に避難することが告げられたので自社持ち込みの業務PCでサーバ稼働状況を確認後に非常階段を経由して指定の避難先へ移動し、同僚の携帯電話のワンセグ機能でNHKを見てみると宮城県沖が震源津波が迫っている空撮映像に戦慄を覚えました。実際の被害はもっと後に判明し言葉を失った。

その後は徒歩で秋葉原(外神田)にある自社へ徒歩で戻り、夜半になってから母親にクルマで迎えに来てもらい無事に帰宅できたことを覚えている。
先日(2/13)にも福島県沖で大きな地震が起きて被害が出たばかりで、大規模な地震災害が何時起きるとも限らないことを思い起こしました。