シン・エヴァンゲリオン劇場版 を観てきた。

3/13の午前中に心療内科を受診して、午後は3/8封切りになった「シン・エヴァンゲリオン劇場版」を観てきました。
2012年11月公開の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」から約9年の月日を経て物語の完結を見届けることができました。

鬼滅の刃・無限列車編」が興行収入380億円を突破したそうですが、シン・エヴァも公開1周目で30億を超えたそうです。
首都圏は緊急事態宣言の延長で劇場は20:00で営業終了な上、上映時間は150分とスクリーン回転率は相当悪い作品ながら驚異の数だと思います。


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以降はネタバレが含まれているため未見の方は、ここ迄ででお願いします。

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 冒頭12分のパリ開放作戦は公開前日にAmazonプライム・ビデオにて期間限定公開されたので、シンジ・アスカ・アヤナミレイ(仮)の一行が避難民村「第3村」へ辿り着いたところからが本編となります。
前半はニア・サード・インパクトで滅んだと思われた人々は、反NERV組織の協力で生き残っていて日々の生活を営んでいる様子を時間を掛けて描写している。
特に鈴原トウジと結婚し子供も授かった委員長こと洞木ヒカリや村人とアヤナミレイの交流は作り物の彼女に自我が芽生える。
少しずつ(3番目の)綾波レイに近づくが時間は
許してくれず突然の別れが後半のシンジの行動に大きく寄与する。TVシリーズ・旧劇場版・新劇場版を通して委員長にフォーカスが当たるのは初めてだと思います。

物語の後半はフォース・インパクトを阻止するために反抗組織ヴィレが再登場する。
AAAヴンダーの補給と一部乗務員の離艦を進める最中にアスカと供に帰還したシンジは再度幽閉される。
再整備された2号機と8号機を載せて決戦の地となる南極で最終決戦となるが、とにかく情報量が多いことと碇親子の対話が旧劇場版とは違う終局を迎える。

観終わって気がついたけど、前回まで制作に関わっていたキングレコードがクレジットから外れていました。2016年に組織改編がありスターチャイルドは他事業部と統合されて消滅しTVシリーズから制作指揮(新劇場版はプロデューサー)のポジションにいた人物が退職しているためと思われる。

3/22にNHKで放送された「プロフェッショナル仕事の流儀 庵野秀明SP」は4年間の長期取材で制作過程を見ることが出来たが、この作品はものスゴい難産だったことが理解できた。
ちなみにこの期間に「シン・ウルトラマン」の脚本も書いている。
あと、番組後半になると長期間関わっている故か、取材スタッフも庵野監督によって作品を象る一部になっていた気がした。