PS3は税込み6万2790円、11月11日発売

 ソニー・コンピュータエンタテインメントは5月9日、次世代家庭用ゲーム機「プレイステーション 3(PS3)」を11月11日に発売すると発表した。内蔵HDD容量により、20Gバイトモデルと60Gバイトモデルの2モデルを販売する。価格は20Gバイトモデルが税込み6万2790円(本体5万9800円)、60Gバイトモデルがオープン価格。

 さまざまな憶測が飛び交う中でも沈黙を守ってきたSCEIが遂に発売日と価格を正式に発表した。現状ではPS2ではオプション扱いだった内臓HDDを標準搭載することまでは判明しましたし、光学ドライブBlu-ray対応になることは既定路線とされている。
 既に発売済みのXbox360はDVDまでの対応なので、後発となるPS3にはSCEIとしてはHD DVDに対しての戦力としてBlu-rayを投入して市場を大きく獲得したい思惑があるだろう。
 価格についてはゲーム機としては高額すぎないかと思われるが市販のPCよりも遥かに高機能な製品をこの価格帯で手に入れることが出来ることに着目してほしいなと思います。
 また映像についてはXbox360ではハイデフ(High-Def)出力なのでPS3も同等かそれ以上の解像度なのは間違いないわけで旧来のTV環境では荷が重いかもしれないので、もしPS3を早期に購入するならTVも買換えないと駄目かもしれないというかデカい画面でゲームしたいよね(笑)


 最大の問題はこの価格帯でマニア層以外の一般家庭に普及するかということになるだろう、PS3などのマルチプラットフォームとは違い純粋なゲーム機として企画された任天堂の「Wii」が恐らくコレよりも安い価格帯で発売されるのは火を見るよりも明らかだしゲーム開発費用もWiiの方が低いとされているのでゲームメーカーがどちらの味方になるかで趨勢が決まるのは90年代中盤にあった初代PSとSSの次世代ゲーム機戦争で明らかになっているわけで、今後もヤッパリ「本体価格とキラーソフトの抱え込み」が決まり手になりそうですな。