相棒 20シーズン最終回と冠城亘の旅立ち

3/19〜21の三連休は日中の気温が20度を超える暖かさでしたが、週明けの3/22は雪が降り今日もその余波で寒い一日でした。
2021年10月にスタートした「相棒」20シーズンが3/23放送の第20話で無事に最終回を迎えました。
今シーズンは放送開始直後に「冠城亘」を演じる反町隆史さんの卒業が報告される異例の始まりでした。

三代目相棒「甲斐亨」の逮捕で終わった波乱の13シーズンから半年、14シーズン第1話に無期限定職中の杉下右京を訪ねて法務省から出向という立場で冠城亘は登場した。
後に法務省を退官して警視庁へ入庁し四代目相棒を長らく務め、当初は「五代目への繋ぎ」みたいな批判を浴びましたが反町隆史さんの安定した演技もあって、20シーズン最終回でコンビを解消して惜しまれつつも公安調査庁へ異動していきました。
ちなみに杉下右京がコンビ解消を遺留したのは冠城亘が初めてなんですよね。

冠城亘は法務官僚という出自なので、法律に関して精通してるところと大人の対応で互いに感じる共感が従来の相棒とは異なる魅力でしたね。
また、行動原理は一貫してロシア人スパイだったヤロポロク事件関係者の「社美彌子(仲間由紀恵)」と娘のマリアを陰から見護るという誠実な人でもありました。

また、奇妙な友情関係だったサイバーセキュリティ対策課の青木くんも、冠城亘の計らいで彼の本領が発揮できる内閣調査室にヘッドハンティングされていきましたね。

ただ、残念だったのは17、18、19シーズンに登場した宿敵とも言える未決囚の「遠峰小夜子(西田尚美)」とは決着が付かないままでした。
7シーズン(全138話+劇場版)と歴代最長レギュラーは堂々たるキャリアだったと思います。