「バッドサンタ」(テレビ東京_12/10_3:20〜5:00)

【ストーリー】
 ウィリー(ビリー・ボブ・ソーントン)は中年のアルコール中毒。毎年クリスマスシーズンにはサンタクロースの衣装でデパートやスーパーの客寄せをするが、これは本業のためのカモフラージュでしかない。彼の正体は凄腕の金庫破りで小人の相棒マーカスと組んでサンタと妖精のコンビとして大型店に入り込み金庫から大金を盗んでは高飛びするというのがふたりの手口だった。そしてまたクリスマスシーズンが巡ってきて、ウィリーは再びマーカスとのコンビである大型店に潜り込んだ。

【感想】
アメリカでは11月下旬から12月末にかけてのクリスマスシーズンに家族向けにクリスマスムービーが公開されるのが通例で、この「バッドサンタ」もその一つです。ちなみにこのエントリーを書いている時点では「サンタクローズ3クリスマス大決戦!」が全米公開中だったりする。
さて本題に戻るが監督が「ゴーストワールド」のテリー・ズウィコフ、制作にコーエン兄弟、主演に汚いオヤジが得意なビリー・ボブ・ソーントンの組み合わせでファミリー向けは有り得ないわけで、お約束通りに捻くれた大人向けの作品となりました。
大人向けの鬼畜コメディとなってはいますが、実はクリスマスムービーの古典「三十四丁目の奇蹟」がベースとなっていて、アル中オヤジがサンタクロースの存在を信じるいじめられっ子の肥満児の為に奮闘するのだ。
まあ、主役がサンタのカッコでベロベロに酔っぱらってゲロ吐いたり、小便漏らしたり、店に来た客と試着室でアナルセックス犯ったりとお下劣の限りを尽くすのだからしょうがないか(笑)