サントリー「DAKARA」CMギャラリー・「よからぬブルース 山崎務 編」

小泉今日子の出演が好評だった第1弾に続き、第2弾は俳優の山崎務がCMキャラクターに採用された。
CMでは民衆に囲まれた山崎扮する男が「鬼のような形相」で叫ぶという内容で、絶叫する場面になると鬼瓦みたいな山崎の顔がドアップで映されるのですが、これにもの凄い恐怖を感じるんですよ。

その恐怖の源泉というのは彼が出演した「八つ墓村(1977年版)」*1
劇中にて山崎氏が演じる「多治見要蔵」が猟銃と日本刀で武装して「鬼のような形相」で走り抜けるシーンがある。このシーンだけでも十分恐ろしいのですが、この後に村人32人を殺しまくる地獄絵図が展開されるのだ。その虐殺の方法を掻い摘んでみると「笑ってる赤ちゃんを日本刀で刺し殺す」「老婆を井戸へ投げ落としてから射殺」と子供が見るとトラウマ物の映像
大人になってもそんな恐怖を思い起こさせる山崎務って凄い俳優だよなと思う。

*1:1996年に市川崑監督で豊川悦司金田一を演じたVerもあるがグロさと恐怖では野村芳太郎監督作品の方が遥かに上だと思います。