【記事元】読売新聞
トヨタ自動車は、1970年代に団塊世代の若者たちの人気を集めたスポーツカー「セリカ」の生産・販売を近く打ち切る。
トヨタを代表するスポーツカーの花形的存在として一世を風靡(ふうび)したが、近年は販売が低迷していた。ライバル車だった日産自動車「シルビア」やマツダ「RX-7」なども販売中止になっており、往年のスポーツカーがまた一つ姿を消す。
効率の良い経営を目指す上では「売れない商品は作らない」という考えは間違いは無いと思うけどブランドイメージということを考えるとセリカの廃盤は良くはないと思う。
トヨタは既にスープラ、カローラ・レビン、スプリンター・トレノが数年前に廃盤になっているのでスポーツカーはMR-Sだけとなる。日産もフェアレディZだけなのね(笑)
大衆向けの自動車会社でも2001年頃まではフラッグシップとなる車には必ずといっていいほどスポーツ車が有ったのに、国内主要メーカーのトヨタ、ホンダ、日産、マツダの車種ラインナップを見回すとその類の車がほぼ皆無に等しい。*1唯一の救いは日産がGT-Rの次期モデルの試作を行っていて2007年後半には発売を予定している程度と現状はお寒い状態である。
F1に参戦し生産数世界トップ3に数えられるトヨタ自動車のラインナップにこそスポーツカーが有るべきだと強く思う。たしかにトヨタには「レクサス」という別ブランドがあるがスペシャリティカーとしての色合いが強く、別にスポーツカーは高級で有る必要は無いのだ。上層部はその辺の理屈が良く判ってはいないようだ。
小型車とミニバンばかり作って売っているメーカーなんて魅力が無いよな。
【参考URL】Wikipedia トヨタ・セリカの歴史