三菱自動車の新型軽自動車

新車発表会

 三菱自動車は1月24日、完全新規開発の軽自動車『i(アイ)』を発表、発売した。
 「i(アイ)」はプレミアム感あるミニマムカーというコンセプトを軽自動車枠の中で実現したという、新しいジャンルのクルマだ。
 普通車からより小さく維持コストの低い軽自動車への乗り換え需要、そして従来の軽自動車に飽き足らない層に対して提案された「i(アイ)」は5000台/月を目標に新しい市場を伺う。

 コンセプトカーをそのまま市販したデザインの三菱の新型軽は、メカニズム面から見てもかなりチャレンジした車となっている気がする。
 最もチャレンジなことといえば最近のワゴンやワンボックスのようにホイールベースを伸ばして車内空間を増やそうと、フロントオーバーハングで最も重く大きいエンジンを後輪軸線上から少し前の位置に搭載したことだろう。つまりこの車はミッドシップなのである(笑)
 エンジンは三菱が得意とする可変吸気システムMIVECを搭載しターボ加給させて64馬力を発生するらしい。
 かなり好調らしく既に6000台の受注が入っているそうだが、販売店での大幅な値引きなどの努力が実を結んでいるだけで決して三菱ブランドが復活したわけではなさそうだ・・・