孤立したコールドスリープ施設からの脱出劇もこの巻をもって完結しました。
第4巻でラスボスはバレていたので、物語をどうやって完結に導くのかと思っていたらラスボス倒してアッサリと終了
もう少し話自体は掘り下げると思ったのですが、その点が残念でなりません。
お話としては、第3巻までは生き残った7人で塔からの脱出を模索する展開でしたが、謎の刺青男「マルコ」の正体と目的が判明してからは世界観が広がったような気がしましたが、世界に蔓延した奇病「メデューサ」*1の正体が分かった途端に一気に陳腐化したような気がしました。*2
あと、物語終盤に明かされる主人公「カスミ」と双子の妹「シズク」の重大な秘密については、第1巻から慎重に読み進めていくと気付くと思われます。
それと、最初の感染者「アリス」の力で生き返った「マルコ」が突如スーパーマンになってしまうのは、作者も話に収集が付かなくなってしまった末に思いついた解決策なんでしょうか?
当初のサバイバルホラーからバイオレンスアクションになってしまって、何だかB級映画を見たような気分になりましたが良く出来た作品でした。岩原裕二先生の次回作に期待しています。
- 作者: 岩原裕二
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2005/10/24
- メディア: コミック
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最近困ったな〜と思うのは、会社近辺の書店はビジネスマン対象の店舗なので新刊コミックが置いていない、こういう場合に帰宅時に秋葉原の新刊コミック店で購入しなくてはならないこと*3