第二シリーズの最終夜は「機動戦士ガンダム」が取り上げられました。
押井、高畑、庵野と来て、つい本命が登場しました。
ゲストは北久保弘之、有野晋哉、福井晴敏、小谷真理、井上伸一郎、氷川竜介でした。
日本アニメ界において革命的な流れを生んだ金字塔といっても過言ではない作品で、後に監督自身が製作した続編やフォロワーが多数あります。
キーワードで作品を語るのがいつもの番組の流れですが、収拾が着かない可能性*1があると考えたらしく、ホスト&ゲストが選ぶ名場面を中心に話を進めていました。
ゲストの福井の「シャアの名台詞は独り言ばかりで、絶えず自己確認を行っている」という発言は的を射ていて笑ってしまった。また、「ガンダム以降のアニメはこういったリアル路線になるのかと思っていたら、ものすごい勢いで腐っていった」という分析は秀逸で、ガンダムSEEDを見て所詮は縮小再生産物と思っている私には納得できる発言でした。
番組を通じて感じたこととしては、褒めることに終始してしまってもう少し辛辣な意見を言える人をゲストに招くべきと思われます。
*1:一つのキーワードだけで一昼夜語れるほどだからでしょう